しーずんもたけなわ
遠征するのもよろしいが この時期テレマークの機動力を活かして面で遊べる山は乗鞍が最高でしょう。
今回の行動予定はまず剣ヶ峰に登って参拝したあと蚕玉岳とのコルからドロップ。高度をあまり下げずに麻里支天と富士見岳のコルに登り、位ヶ原山荘から良く見える富士見沢をドロップし戻る予定
前の晩 最近お気に入りの焼酎「古秘」を飲みすぎて寝坊。休日のETC1000円乗り放題を利用して中央道を松本まで走り三本滝に到着したときはさすが休日らしく駐車場はパンパンでした。
準備していると横の車で準備しているボーダーの女性がどうも見覚えあるなぁと声かけたら山仲間のチカちゃんでした(ノノリンさんは知ってるよね)。ここ数年あってなかったのでお互いこんなところで合うなんてビックリでした。どこで聞いたのか自分がテレマーク始めたの知ってたし見た目は相変わらず小柄で可愛いのだが経験をしっかり積んでいるようでBCの腕もメキメキ上げてるようだ。 彼女はツアー仲間と着てたのでお邪魔したら悪いと話を手短に切り上げそそくさとスタートしました。
朝の三本滝、カモシカもなんとか滑れるくらい雪はあるが、楽してバスに乗ります。テレマーカーすげー多い。
位ヶ原から少し道路を歩いて雪に乗りスタート。出だしからスキーアイゼンつけます
先日までの荒天がここでは雪だったようで一面新雪でリセットされている。
皆左側の急斜面を登ろうとしているが右側のほうが斜度が緩くて登りやすい
麻里支天が見えてきた。直下から雪崩の跡がある
雪崩の末端。古い雪の上にいきなり湿雪が積もっているので状態は不安定
剣ヶ峰方面を見る。剣ヶ峰や蚕玉岳直下にも複数雪崩の跡が確認できる
肩の小屋はスルーし朝日岳と蚕玉岳の間のカールへ登る
皆さんジグ切って登るがアッセントとスキーアイゼンでダイレクトに登る。今回クライミングサポートにオプションのアッセントクライミングワイヤー付けましたが、これで今まで以上にダイレクトな登りが出来るようになり通常よりかなり楽チン。スキーアイゼンの利き具合も変わりません。
蚕玉岳に到着。360度最高の景色です。
いつもここで板をデポするが今回は履いたまま剣ヶ峰へ
坪足だと腐った雪にはまり大変そう。スキーで登って正解でした。
剣ヶ峰に到着。参拝済ませると跡がつかえているのでそそくさとコルまで降りる。
ノノリンさんに教えてもらったフルーツゼリーに雪をトッピング。最高にうまいっす
小休止したらそそくさとコルからドロップ。先回の御嶽からイメージトレーニングしていたように上下動を抑えながら滑り降りると思いのほかいい感じに転倒なしで滑れました
雪質はザラメから腐れ雪に変わる間の柔らかい雪。滑りやすいです
中間からノートラック斜面を求めて朝日岳直下にトラバース。横断した斜面は雪崩で落ちきっているので比較的安全だったと思います。
剣ヶ峰から滑る人は下の緩斜面で重い雪に板が走らず難儀していましたが、自分はこの斜面をおいしく頂きながら避難小屋の30m上くらいまで滑りました。
小休止してすぐ麻里支天、富士見岳のコルへ登る
横浜から来たボーダーNさん。このあと彼と富士見沢で撮影しあう
コルまでもほぼダイレクトに登れました。道具の力は大きいなぁ
岐阜県側。雪は多いです
富士見沢直下に到着。ここは入る人が少なく滑走跡がほとんどない。先行したテレマーカーさんが画像のピーク直下から滑りましたが、雪崩を誘発していたので自分は沢の源頭から滑る
ボーダーNさんとこれは最高の斜面ですね~とお互い興奮気味に話す。彼の撮影OKの合図とともにドロップします。
最高です
Nさんからあとで教えていただいたYOUTUBEの動画。最後の転倒がしょっぱいですが(^^;
ボーダーNさん この人上手い!
ボーダーさんは右側に行くそうなので自分は沢の中心を滑る
ノートラック最高です。雪も最高
県境コルの沢との間に到着。ここも滑走跡が2本しかなくおいしく頂きました。
無事位ヶ原山荘に到着。ボーダーさんと最高でしたね~を連発してました。上天気さんのアドバイスを忠実に守ったからか?今回は大ゴケ1回と自分にしては珍しい転倒率でした
。バスで三本滝に戻り後片付けしていたらチカちゃんたちも下山してきたのでひとしきり山話して別れ松本から@1000で帰宅しました。
小屋から富士見沢を見るとあそこから滑ったのかと思いましたが、個人的に乗鞍で一番の斜面でしたね。シーズン終了までしばらくここで遊べそうです