浅間山 2568m 2010年11月21日(日)

YT

2010年11月21日 22:53

ずっと宿題にしていた浅間山本峰に浅間山荘から登ってきました。歩いてみてすべてにおいてパーフェクトな山と登山道でした。 
4年前の冬に外輪山の黒班山から見て惚れ込んだ浅間山に登ってきました。

浅間山本峰は世界有数の火山なので頂上周辺まで登山規制がひかれていますが
最近火山活動もレベル1まで沈静化したのでなんとか第一外輪山の前掛山までは登れるようになっています。

本当は紅葉シーズンに狙っていたけど、天候不順で延期ばかり

そしてやっとこのところ天気も落ち着き21日(日)は快晴だろうと判断して決行。

装備は色々悩んだけど雪が無いとも言えないし独立峰で風も厳しいので雪山装備(服装、アイゼン、ピッケルなど)を担ぐことにしました。

前夜 7時に家を出て高速を小諸に向けて走る。

バセドウの治療で動悸も治まり快適なドライブで姨捨SAでコーヒー買ったくらいでラクラク10時30分に浅間山荘に着いた。

さて寝る準備をしますかとシュラフを出していたら誰か暗闇で車をじろじろ見ている どうしましたか?と尋ねたら山荘の方で駐車場代を明日本館までお願いしまいしますと言われたそして前泊だから2日分1000円ですと言われた こんなことなら道の駅でも車中泊すれば良かったよ





夜はかなり冷え込みましたが、朝6時に起きると外は快晴で言うこと無しです。でもこのあと朝飯食べようとして買ってなかったことに気づく!! まあ一日なら大丈夫だろうと思っていたけどそのあとでまさかの展開に・・・・・・・・・・・・・





準備したら6時30分にスタート。小屋の向かって右側から登山道に入ると登山届の受付場所がありここで登山届を提出。規制情報が出ています。




第一通過ポイントの一の鳥居までは林道を細くした感じのなだらか登りです。ただ冬用の登山靴はソールが硬く久しぶりに履くので足に馴染まない




一の鳥居に到着。あれ?なんか体に力が入らない?まだ体が暖まってないからかな?ここからコースは不動の滝を経由するコースと沢の上を巻くコースに分かれるが行きは不動の滝コースを選ぶ



沢添いに登りながら程なくして不動の滝に到着。少し凍っています。



不動の滝からはなだらかだったルートも少しずつ急な登りになる。息を切らさないようゆっくり登っていると笹が多くなり右手に第二外輪山の黒班山の岩壁が姿を見せだした。



もう少し登ると本日のメインディッシュである浅間山(第一外輪山の前掛山)が姿を見せる。あれ?雪がないじゃん




右手に見える岩峰牙山とその奥に八ヶ岳。絵になる光景です。




スタートから2時間位でルートの中継地点である火山館に到着。管理人の方と話したら日陰に僅かにあるくらいで雪はないとの事。少しバテ気味だし使わなそうだからアイゼンを預かって頂いた。去年の今頃はしっかり雪があったのに今年は暖かすぎるとの事



火山館からさらに進むと第二外輪山の旧火口になる湯の平高原に出る。このあたりの雰囲気は最高にいい感じ若いカップルが被写体になるとなおよろし


第2外輪山のJバンドへの分岐。浅間山を見るならここからが最高です




湯ノ平高原を抜けるといよいよ浅間山の基部である賽の河原へ。う~んこの殺伐とした風景は個人的にすごく坪にハマってます。幽玄の世界かな




パノラマで撮ってみました



賽の河原から見る黒班山の第二外輪山。




山肌に細い溝がみえますがこれに雪が着くと縞模様となり浅間山独特の美しさを見せてくれます




さえぎるものは何もありませんのでこの辺りから冷たい風が身にしみてきます。




このルート一番の登りである長坂。いくら登っても先が見えない。そして足が思うように前に出ない。どうやら朝飯食べてない付けが出てきたようでシャリバテを実感してくる。行動食はたくさん持ってきてないのでこまったな~。




我慢の登りも振り返れば仙人岳あたりから北アルプスの後立山がみえだしてきた





雲海から四阿屋山姿を見せています。下のあたりの山肌が白いです




シャリバテと強風に煽られてバテながらもなんとか前掛山と浅間山本峰(釜山)の分岐に到着しました。ここからさらに風がひどくなりすげ~寒いかまぼこシェルターに入るが防風昨日はゼロでダメ。とりあえず急いでアウターのジャケットを着込む。ちなみに気温はマイナス8度だったので耐寒でマイナス15度以下くらい寒い




まずは前掛山頂上へGO~! 片方が崖ですれ違えるのかというくらい細い稜線です


視界を邪魔するものなんて存在しない。さすが独立峰だね!




頂上手前です。向こうにみえるのは富士山か?





それにしてもこの山は若い人がとても多い。というか半数以上が若者ばかりで最近流行の山ガールなどというチャラチャラした人ではなくビシッとブランドウェアに身を包んでいい感じに使い込んだ靴を履いているカッコいい人が多い



目の前の黒班山をはじめ北アルプスはもちろん乗鞍、御嶽、中央ア、南ア、八ヶ岳、秩父の山、富士山、北信の山など中部山岳はすべてと言っていいほど良く見えます



やっと順番がきたので写真撮ってもらいます。後が釜山。一応笑っているつもりだけど寒過ぎてひきつっているかも?




下界の町や奥の富士山も良くみえますね




気になる存在である釜山。頂上に続いている道は観測所が機材を運ぶ道だとか




後立山と白馬周辺。この写真では分かりづらいかもしれないけど皆さんは山座同定できますか?




さて次なる目的が待っているので元来た道を戻ろう。これが前掛山の旧火口です。浅間山の形ってほんと面白いです



                         さて前掛山 無事登頂しこれでめでたしめでたし








                     と言いたいところですが個人的に本題はここからなのです

                    そう・・・・・・あれです  もう見たくて見たくてしょうがなかったのです

                      人間見るなと言われれば見たくなるのが人情
           
                     初めて浅間山を見た瞬間からこの日をずっとまっていたのですから

                    それではここから先は興味のある方だけどうぞ(^_^;)































どこをどう登ったかは内緒にしておきますが、禁忌を犯して釜山に登りました。まあこれが目的ではあったのですが 個人的にもう少し入れないよう厳重に柵でもしてあるかと思っていましたが、朽ち果てたロープが転がっている状態で勝手に入ってと言わんばかりでした。そして登った先に姿を現した火口・・・・・・・・・・




直径300m以上深さ250m以上 正直見た瞬間 その迫力というかこの世のものとも思えない恐ろしい光景に腰抜かしそうで思いっきりビビってしまった




自分以外に数人お鉢巡りなのか火口縁を歩いている。のぞきこまないと底が見えないし硫黄臭の強烈 なガスがいたる。そしてカランカランと落石の音が火口の中で反射して気味の悪い乾いた音を響かせている




観測所のソーラーパネルの測定機材のようだ




う~んもうなんというか言葉が見つからないくらい凄まじい光景だ


試験勉強中の息子が行きたいとすねていたのだが、これを見たらどういう反応をするのか?




見るもの見たらお鉢巡りなんておっかないことはやらず一目散に下山地点に戻り長坂を膝に負担をかけないよう下る。朝と違い山肌が鮮やか




いや~ホント長い坂だったな




火山でも焼岳とかと違い植生が薄い山様ですがそこがまた火山らしさがあっていいのかも




全く何もないわけではないのだよ




黄色い植生が山肌と青空に良く合ってるね♪




紅葉が終わって何もない木でも




それはそれで絵になりますね




湯ノ平高原のススキも日の光を浴びて黄金色に




本当は火山館で昼食にしようと思ったが、シャリバテ限界の自分にはもう我慢できずここで湯を沸かしてラーメン食べた。この辺りは無風で温かく昼寝したい位気持ち良い。




火山館に戻りアイゼンを回収しお礼を述べる。働いている方たちの感じがとても良いです。外を見るとトーミの頭の岩肌が光っていた。




こういう風景を見ると名残惜しいね




テーピングとサポーターでガチガチに固めた膝も久しぶりの長丁場では少し悲鳴をあげましたがなんとか無事に下山しました。
。下山後は浅間山荘で駐車場代1000円払い割引で500円払い館内の天狗温泉で汗流しました。茶色く濁った良い湯加減の温泉で疲れた体には最高でしたね。
そのあとは夕日に照らされた北アルプスを眺めながら高速を走り9時に家に帰って晩御飯食べて寝ました。
いやぁ浅間山 ほんといい山です また季節をかえて期待ですね! 高速代1000円の恩恵もあやかれるし
でも駐車場には前の晩から入らないほうがいいです (^_^;)





追記 下山に関しては半月板を損傷する前と今とでは格段に速度が変わってきていて、たぶん今は平均的な登山者の速さの半分くらいしかないと感じています。
たぶんこの状況はそう好転するものではないだろうから、長い距離を歩くなら早立ちするなど時間配分に余裕を持たなければいけないと思います。
それと山慣れした感が鈍っているからか食料に目が行き届いておらずシャリバテを起こしてしまったのも反省点 空腹が酷くなると寒さや思考能力にも影響してくることが今回の山行で再認識しました。非常食は使わないで下山が常識ですね

※注記 最後に浅間山の火口がある釜山は現在小康状態にある火山活動の最中でも火口付近に入ることは禁止されています。自分は個人的な好奇心で入ってしまいました。不快な思いをされた方がみえましたらゴメンナサイ
ただ決して入ることを煽っているのでありませんのであくまで行動は自己責任に則って行動お願いします




備忘録 風対策は絶対必要。特に浅間山は風をしのげる場所がないので服装には気を遣わなくてはいけません
    シャリバテ防止に朝ご飯は無茶苦茶大事
    冬の山の食事はすぐ食べれる物を中心に用意すること!

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