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2010年09月14日

ある病気を宣告されました

ある病気を宣告されました

人生は何があるか分からない。でも現実を受け入れて行かなければならない
昨日 会社の健康診断で診察時に体重減少と息切れ、手足の震えについて質問した。
昨シーズン 板を履くときに異常に足が震えたりコップを持つ手が震えたりするのと滑り終わったあと息切れが激しいのをなんかおかしく思っていた。
それとこのところの体重減少と異常な発汗も気になる。
症状を話すと
それは甲状腺の疾患だろうと血液検査をし
先程検査結果を聞きました。
                                     バセドウ病


最近だと歌手の絢香がこの病気の治癒に専念するため休業しました。

状腺の表面には、下垂体によって産生される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体(甲状腺刺激ホルモン受容体、TSHレセプター)が存在する。バセドウ病では、自己の体内にこの受容体に対する自己抗体(抗TSHレセプター抗体、TRAb)が生じ、それがTSHの代わりにTSHレセプターを過剰に刺激するために、甲状腺ホルモンが必要以上につくられてしまう状態となる。甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を高めるホルモンであるため、このホルモンの異常高値によって代謝が異常に活発になることで、心身に様々な影響を及ぼす。

この自己抗体産生が引き起こされる原因は現在不詳である。過度なストレス・過労が発症・再発に関与しているという説もある。また遺伝の影響もある程度あると考えられている。



ちなみにこの病気は 20歳台に最も多く、約1000人に一人の割合でバセドウ病が起こると推定されています。 男女比は1対4と、圧倒的に女性に多い病気です。  ということは自分はホントわずかな確率で選ばれてしまった。

今から考えると自覚症状は昨年夏くらいから手足のしびれがあった気がする。
山はスキーはとてつもなく疲れやすく、昨冬シーズン初めから滑った時にはすでに病魔に侵されていて思うように滑れなかった。


治療方法は3種類


【薬による治療】
甲状腺ホルモンの合成を抑える薬(抗甲状腺薬:メチマゾール(メルカゾール)、チウラジール(プロバジール))を、規則的に服用する方法。定期的に甲状腺ホルモンの量を測定しながら、適切な量の薬を服用することで、血液中の甲状腺ホルモンの濃度を正常にする。薬で甲状腺刺激ホルモンの量を調整することで普通の人と変わらない生活を営むことができるが、甲状腺刺激抗体が消えるまで薬を飲みつづける必要がある為、完治には長い期間を要する。副作用としては、5%に皮膚の炎症、0.05%に白血球の減少や無顆粒球症が生じることがある。これらの副作用は服用開始から3ヶ月以内に現れることが多い。無顆粒球症が生じたら直ちに服薬を中止し、他の治療法に切り替える必要がある。

【アイソトープ(放射性ヨード)治療】
ヨードの放射性同位元素を服用し、甲状腺の細胞の数を減らす方法。甲状腺細胞の数が減少すれば、分泌される甲状腺ホルモンの量が減少する。およそ2 - 6ヶ月で甲状腺ホルモンの量が減少すると言われ、手術よりは手軽で、薬より早く治るのが、この方法の長所である。但し、時間経過とともに細胞が減りすぎて、逆に甲状腺の機能低下が発生することもある。なお、放射性物質を用いるので被曝の影響が全くないとはいえず、妊娠中や授乳中の女性およびすぐに妊娠を希望する女性などには行わない。放射線の影響は約4ヶ月でなくなるとされることから、4ヶ月で妊娠を許可している施設もあるが、甲状腺機能の変動があるため1年は待つべきとされる。

【手術】
甲状腺の一部を残して、切除する方法。甲状腺を切除することで甲状腺ホルモンの量を調整する。他の治療法より早く完治し、再発も少ないが、入院を要する。また、傷跡が目立つことがある。手術による合併症も起こりうるので、高齢者や心臓の病気がある人などには行わない。術後に甲状腺機能低下症に陥ることが多いが、その場合の治療は通常の甲状腺機能低下症と同じである。なお、再発した場合は再手術は行わず、ヨード治療などに切り替える。


今の病院で心電図、血液検査を行ったが
今週月曜日と火曜日に紹介された市民病院で細かく検査をする。

とりあえず三日分の薬物(メルカゾール、セロゲン)を出してもらったが薬物投与でホルモンの数値を正常にすることは出来ても完全治癒はなく何年もかかる可能性もあるらしい。

そして気にしていた膝の手術も薬で白血球が少なくなって危険だし数値が安定するまではダメとのこと。

正直ピンとこないというのが感想です。
バセド病自体は古くからあり治療環境も整っているので予後はいいらしいのだが もう少し発見が遅かったら合併症で死んでたかも知れないそうだ。
治療期間も年単位らしいので生活にも色々と影響が出てくるかもしれない。
家族はもう少し早く病院に連れていってたらとかなり気に病んでいてありがたくも申し訳なかった。

リハビリに励み来春復帰を目指していたテレマークスキーですが
この病気で全くの白紙になりました。


なんだか辛いのを通り越して頭が真っ白です。

家族サービスにも励み仕事も一生懸命取り組んできたサラリーマンが

唯一楽しみにしていた自分だけの楽しみを神さまはこうも簡単に奪うのか?

もう自分には貴方の気持ちがわかりません。

これから自分の未来はどうなっていくのだろう?

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この記事へのコメント
私は難病ではありませんが、脊椎分離すべり症の爆弾をかかえています。
背骨が折れていますが、腹筋と背筋を強化する事で日常を送っています。
レベルは低いですが(苦笑)、スキーもやっています。
病気の宣告で心が折れているのは察ししますが、もう冬はやってきます。
気持ちまで萎えないで下さい。  
病は気から ! また逢える日を期待しています。
Posted by かごしマン at 2010年09月14日 21:10
こんばんは。
膝に続いての病気発覚、心情お察しいたします。
YTさんはもちろんのこと、ご家族もさぞ心配されておられる事でしょう。
私の従兄弟(女)とママ友(女)に同じ病気の方がいます。
二人とも通院の後、完治されていますよ。
従兄弟は完治後に出産もしました。
スタートに立たされた時は誰もが遠く見える道のりに愕然としますが、明けない夜は無い。山は逃げない。スキーも逃げません。
私なんぞが語る身分では無いですが、どうか、一歩一歩進んでほしいです。
陰ながら応援していますよ。
・・・偉そうに失礼しました・・・。
Posted by sanako at 2010年09月15日 23:36
かごしマンさん 有難う。

現在は薬で普段と変わらない状態で過ごしています。この冬は半月板の手術もひかえているのでスキーは厳しいかな。まあ先は長いですからまたよろしく
Posted by YTYT at 2010年09月18日 23:16
SANAKOさん ありがとうございます
まあなにか一つ体に抱えることで健康や家族のことをより考えるきっかけになれたらと思ってます。
今後の状況はまたブログに書きますね
Posted by YTYT at 2010年09月18日 23:18
選ばれたくないのに、選ばれてしまいましたか。
なんと慰めていいものやら、、、、

持病と20年近く付き合っています。
病名を宣告され、いろいろと調べていった数日は、精神的におかしくなりましたね。

薬だけでは抑えきれなくなり、2年前に手術。
完治不能ですから、今でもジワジワと進行しつつあります。

光を失うのが早いか、寿命が尽きるのが早いか、なんですけどね。
できれば、寿命が尽きる方を選びたいです。
Posted by 風花老師 at 2010年09月21日 06:32
膝の疾患プラス、バセドウ病ね!一気にきましたね。
登山やテレマークで酷使したのでしょう、この辺で一息入れるのもええ〜かも。
僕もこんな時期が有りました。
平成元年1月11日(何故か1のぞろ目の日)スキー場で150m滑落し股関節骨折と気胸で入院2ヶ月。
再開業すると、動悸と手の震えでYTさんと同じ症状、バセドウ病でした。
骨折での入院と関係はなさそうで、何故バセドウ病に成ったか不明でした。
薬服用で動悸も手の震えも治まりました。アイソトープは一度やりました
成果がでると薬の量は少なくなり2年半ほどで完治。
スポーツと登山は股関節骨折で外科医から1年はオトナシくしろと言われましたが1度だけ山に登っていました。
まあぁ〜先は長うございます、ゆっくりして下され〜別の世界に触れる
チャンスかも知れませんね。
Posted by アラ還不良スノーボーダー at 2010年09月22日 19:02
風花老師 有難うございます
この体になってみると周りに同じ病気の人が結構多いことが分かりました。とりあえず死んじゃうわけではないから焦らず復帰に向けて色々やっていこうと思います。
Posted by YTYT at 2010年09月23日 18:15
アラ還不良スノーボーダーさん 有難うございます
そうなんですか! 同じ経験をされていたのを書き込みで見てビックリしました。でもいまそれだけ元気に動き回っている姿を見ているのだから少し勇気を分けてもらいました。
今のところ薬が効いてきたのか震えや動機も治まっています。
2年間の薬服用なのでそんなに気にすることもなさそうです。

膝の方は毎日病院のメニューにそってリハビリしていますが、筋肉が柔らかくなってきたからか歩行がとても楽になりました。どの道手術かも知れませんが体は鍛えるに越したことはないみたいです。

山の方は軽めのやつを1回だけやってみるつもりです。手術したら当分山に行けないので(^v^)
Posted by YTYT at 2010年09月23日 18:21
ytさん、怪我と病気、大変ですが頑張りましょう。
皆さんも知らないところで様々な出来事と戦って生きているんですね・・・そう、私も同じかな。傍目に見ればお気楽に山にばっかり登っているように見えても大変な病と戦った日々もあり、今もいろんな困難を抱えています。でも泣いても一日笑っても一日、もがいてあがいて必死に生きていいきましょう。そうやっていればきっと何かが見えてきますよ、一人ではありませんから!
Posted by みれ at 2010年10月06日 21:28
みれさん 有難うございます。

内分泌科の先生からは人間40過ぎれば何もない人の方が珍しいと言われました。

本日2回目の検査がありましたが幸いなことに薬が効いていいて数値も安定していると言われました。薬が効いているということはこの病気ではとても大事だそうです。まだ病気との付き合いは始まったばかりですが先生の爽やかな返答にホッとしています。

ただ心拍数の上がる行動は健常者の方より心臓にかかる負担が大きいので自粛しなさいと言われました。ガツガツした山登りや山スキーは今後厳しいですがその中でも最高の喜びを見つけることのできる活動をしていこうと思います。

来月には半月板手術のゴーサインが出るだろうと言われたのでもう一ヤマ今年中に越えなければなりません。

みれさんの体も色々とあるようですがバリバリ活動しているのをネットで拝見しているので少し元気を頂いてます。

お互いこれからも悔いのない活動をしていきましょう
Posted by YT at 2010年10月09日 17:08
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