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2008年07月30日

奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)

奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)

今年初めてのテント泊で穂高に行ってきました。1泊2日で1日は涸沢、2日はザイテングラードから奥穂に上がり前穂を経由して上高地に降りました。岳沢ヒュッテがなくなったことの影響を強く感じました。
しばらく山は休んでましたが、休みも3日取れたので頭の中は思いっきり夏山モード。
でも我が財政も最近の不景気なご時世と同じく厳しいので小屋泊は駄目。
下道で走ってテントで回れる山となるとやはりここしかないと穂高にしました。
当初は涸沢をベースキャンプにして北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~前穂高岳と歩く予定でしたが、1日目の天気予報が3日前くらいから悪くなりだしたので、予定を変更し1日目は涸沢でマッタリ、2日目は夜明けと同時に稜線に上がり奥穂~前穂とクリアして重太郎新道で岳沢に下り上高地に戻るプランに変更しました。
 とりあえず時間的にも余裕がほしいので早朝スタートが1時間早い沢渡から入ることにして19号を走り12時に到着しすぐに仮眠をとりました。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)

        
5時30分の始発バスで上高地に向けて出発。河童橋に到着したら奥穂、前穂はガスの中
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久しぶりに担ぐ重いザックに気持ちが萎えそうだが快調に30分で明神に到着。小屋前の池を昔明神池と間違えました
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道中、森にさす日の光がとても綺麗だった。上高地から横尾の歩きも自分は好きだ
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梓川の向こうに見える明神岳や前穂高岳もガスが少し消えて姿を見せ始めた
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槍沢に続くこの梓川の広大な眺めもいつ見ても飽きない。
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1時間かからないうちに徳沢に到着。平日なのにテントが多い
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9時前に横尾に到着。ここで朝食と昼食を合わせて取る
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屏風岩も相変わらずでっかいな。残雪の時期だと滝が岩壁に見える
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本谷橋に到着。ここも休憩には最高のスポット。涸沢までは跡一分張りだ
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本谷の奥に北穂が良く見える。次回は大キレット越えだな
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本谷橋からはこのルートではまともな登りになってくるがしばらく登ると屏風岩をトラバースする緩い道になる。ガスが無ければ目の前に前穂北尾根が見えるけど今日はだめ
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Sガレで休憩し涸沢への最後の登り。2箇所雪渓の通過があるがステップが切ってあるので登山道よりも楽チン。風に誘われるひんやりした冷気が気持ちいい
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11時30分に涸沢に到着。時間にしたらまだザイテンを登り穂高岳山荘のテン場に行く余裕はあるが、今日はのんびりしたいしおでんセットもありつきたいので迷わずここで幕営。北穂も良く見える
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パノラマ売店の横を誘惑に打ち勝って進み気合でテントを張る。平日なのに以外にテントも多い。小屋泊りは中高年の人が多いけどテントは若い人が多い。屏風の頭&耳も良く見える
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テント設営が済んだら速攻で売店に行きおでんセットゲット。涸沢といったらこれが一番に思い浮かぶ。極上の生ビールとアツアツのおでん(特にたまごとジャンボジャガイモがいい)一度頂くと病み付きになります
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)         
涸沢カールの残雪は結構豊富。これならまだスキーも出来そう?
奥穂直登ルンゼを見てこれを滑る人の気が知れんとつくづく思いました。白出のコルから気合のある人なら滑れそうでした
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)         
テントの中で昼寝したり、散歩したり、飲んだりと本当に待ったりしていたら日も暮れてきました。涸沢岳にかかる夕日が綺麗
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ぼちぼちお腹も空いてきたので食事を取る。自分のテント食はいたって質素でレトルトカレーとアルファー米と味噌汁。まあ涸沢なら食材無くても充分現地調達できるし。あまったご飯で明日のおにぎりを作り後片付け。
 食後はテントの中でコーヒー飲みながら音楽聴いていましたが、下界と違い結構肌寒いのでフリースはおって8時に就寝。明日は早いのでオヤスミ

昨日は一日のんびりした行程だったが今日は結構ハードになりそうな1日だ。
 とりあえず早出が基本だから、朝4時に起きて食事を取り5時前にテントを撤収して出発。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)        
天気は雲ひとつ無い快晴で奥穂のモルゲンロートが綺麗だ
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)        
涸沢は毎年来ているが天気が悪かったためしがない。特に2日目は必ずいい天気
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
涸沢小屋を過ぎた辺りから後を振り返る。テント村もにぎやかそう
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)     
カールの中間部にはまだ残雪が豊富にある。青空とのコントラストがいい感じ
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
中間部からは花も結構見られる。写真はチングルマ
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写真のシナノキンバイをはじめミヤマキンポウゲやイワギキョウなのど結構咲いてる。
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お花畑と涸沢岳、涸沢槍
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
岩くずのトラバース道を通過してザイテングラードに取り付く。ここでも雪渓の歩行があるがもうアイゼンは必要ないだろう
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
ザイテングラードの登りは結構な岩場の急登。息が切れないようにローペースで登るけどザックの重さがきついです
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
鎖場も出てくる。平日でしかも早朝なのに結構が多く、こういう箇所は待ち時間が出来てしまう
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)

       
ザイテンの横のアズキ沢。ゴールデンウィークなどはここを直登して白出のコルに上がる。まだ滑れそうだ
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
ザイテンの中間から見る前穂北尾根。本当に恐竜の背みたいで美しい。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
途中から見る涸沢岳から北穂。次回はここも歩かなくては
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
最後の雪渓を越えて穂高岳山荘へ。ここからスキーで滑る人も結構多いです。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
穂高岳山荘に無事到着。これからは穂高の3000m2座を越えなくてはいけないため念入りにストレッチする。この時点でプラティパスには2㍑水があったので補給しなかったのですが、これがあとで酷い目に
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山荘の裏からは笠ヶ岳がくっきり見える。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
穂高岳山荘から奥穂高岳へはまず鎖と梯子で岩壁を越える。見た目怖いのだけど。きちんと両手両足で順序良く登ればそう難しい箇所は無いし区間も短い
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
梯子を登りおえたあとは浮石の多い稜線を淡々と頂上向けて登る。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
振り返れば槍ヶ岳までの大パノラマが余すことなく出現してた。見えすぎて困るくらいだ
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
ジャンダルムもどか~んと出現。頂上と馬の背に人が見える
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
のんびり歩いていたらいつの間にか頂上についていた。こんな日に頂上にこれて幸せものです
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
目の前に吊尾根と前穂、その向こうに八ヶ岳や南アルプス、富士山も。
極上です
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
眼下の上高地や大正池、焼岳、乗鞍岳、御嶽山もばっちり。河童橋から見る奥穂の頂に今自分がいることに感無量です。乗鞍の雪渓も少なくなったな~。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
まだ先は長いので休憩もそこそこに前穂へ向かう。奥穂から西穂の稜線はここから見ると凄いアップダウンだ 
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
南稜の頭からはクサリ場の急降下。まずはチムニーを降りる
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次は長ーい一枚岩の岩場を下る。特別難しくはないけど重たいザックに降られないよう慎重に
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結構快適そうな感じの吊尾根だけど、浮石も多いし以外に厳しい。バランス崩せば遥か下の岳沢に真っ逆さまなので結構気を使った
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途中涸沢側を歩く時は眼下に涸沢ヒュッテが見える
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最低コル付近から紀美子平まではひたすらこういった感じのトラバース道。
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奥穂から1時間と少々で紀美子平に到着。ここでザックをデポし空身で前穂に向かう
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
前穂へのルートはペンキ印がかなり曖昧で、まず入り口から間違ってしまった。そのあとも分かりにくい箇所があった。特にいやらしい岩は無いけどクサリは一本も設置されてない
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
急なルートにお疲れ気味ですが、20分ぐらいで前穂に到着。槍穂の展望が素晴らしい。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
槍の東鎌尾根ルートも全容が良く見える。
奥穂高岳~前穂高岳 2008年7月29日(火)30日(水)       
展望を充分堪能したあとは紀美子平へ急いで下る。ここからは急一番しんどいと思われる重太郎新道の下り。まずはスラブ上の岩を三点支持で降りていく。渋滞していて中々思うように進めない
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覚悟はしていたけどほんとひたすら岩場やガレ場の急降下で足にくる。
降りても降りても近づかなくうんざり
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2時間と少々で何とか岳沢ヒュッテ跡に到着。ここで今日持ってきた水を飲みつくしてしまう。今は小屋がないので水が確保できず皆苦労しているみたい。以前ここに小屋があったと思うと凄く痛々しい
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それまで水なしでも平気だったのに無いと思うと無性に欲しくなるのが人間らしい? あと1時間以上我慢しなければならないと思うとうんざり。稜線の方は夏山らしく午後からガスに包まれだした
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整備された緩い登山道を我慢で下り3時30分に無事河童橋に到着。
喉は渇くわ、足はまめができて痛いわで今日は久しぶりにハードで歩き応えある山でした。でもまた8月末には穂高のどこかを歩きたいな


タグ :槍穂高

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この記事へのコメント
 それにしても、いい天気ですね。
見えすぎです!!少しは恥ずかしがってほしいものです(笑)

 岳沢ヒュッテ・・・悲しいくらい跡形なしですね。泊まった経験あるだけに、残念です。写真、大切にしておこー。

 
Posted by ムラッチ at 2008年08月13日 15:18
ムラッチ 涸沢はこれで春夏秋と3シーズン達成出来ました。何気に毎年来てるし北アルプスの中でも一番縁がある場所です。
Posted by YT at 2008年08月13日 15:44
こんにちは!
たくさんの写真レポ、行った気分になれますね。
ニアミスだったのは残念でした。
お茶くらいお出ししましたのに・・・・(笑)。
あと3ヶ月もすれば雪のシーズンでしょうか。
それまでまだまだ歩きましょうね。
Posted by sanako at 2008年08月15日 11:20
sanakoさん ご無沙汰です ホントお近くにいたんですね。お会いできなくて残念だったな~。自分もいつか家族で涸沢に挑戦したいです
Posted by YTYT at 2008年08月16日 11:46
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