Free Souls（フリーソウルズ）

今年は当たり年らしい白山の紅葉を拝むため、岐阜県側から平瀬道で白山に登ってきました。平瀬道はそこを歩くだけで幸せになれそうなルートでした。

そろそろ紅葉も高い山から里山に下がり始める頃ですが、山スキー仲間のずっくさんから平瀬道から白山に登るけどどう？とお誘いがかかっていたのを都合をつけていってきました。

白山は４年前の夏に同じく平瀬道から登っていましたが、道中の花と中間部からの展望が素晴らしいのを覚えていました。
でもこのルートが本当に素晴らしい季節は秋の紅葉の時期だとか　今年は穂高ばかりで他の山には行っていなかったし、金沢のYASUHIRO先生も１０月５日に平瀬道を登って紅葉を絶賛していたから（詳しくはこちらhttp://p2222.nsk.ne.jp/~turu/1hitori.html）行く気も盛り上がりました。



深夜に登山口に到着し、仮眠を取った後６時４５分にスタート。登山口周辺も少しづつ紅葉が進んでいる
スタートしてしばらくは階段の登りが続き歩きづらいがスタートから鮮やかな葉の色が見れるので疲れもなし
平瀬道が素晴らしいのはスタートしてすぐに広大なブナ林が始まることにある。風雪に耐えて育ったブナはとても面白い形をしているが、自然の強さも感じる。
スタートしてからしばらくすると別山に続く稜線が見えてきた。大倉尾根の斜面の紅葉もいい感じ
東側には御岳、乗鞍、槍穂と中部の山岳が良く見える。
ところどころ崩壊した急な斜面を登りながら尾根の上に付くと白山の最高峰である御前峰と剣ヶ峰が登場。常にピークを眺めながら歩けるのも平瀬道のいいところ
尾根に取り付いたら大倉山避難小屋までは快適な尾根歩き。色づく山の斜面にカメラも休む暇がありません
止っては写真を撮るの繰り返しでしたが、２時間で大倉山避難小屋に到着。トイレや水場はありませんがログハウス風の綺麗な小屋です。


大倉山避難小屋からはいったん鞍部に下り急な斜面に取り付く。振り返ると大倉山も小さくなり、奥に三方崩山が大きく見える。
野谷荘司山へ続く白山北縦走路の斜面もいい色に色づいている。
標高２２５０ｍの地点にカンクラ雪渓の道標がある。夏場にはＹの字に見える雪渓もこの時期にはまったくない。
カンクラ雪渓の道標からしばらくは左側の斜面が崩壊した尾根上を歩く。前に歩いた時の道は既に崩壊していて新しい道になっていた。当日も登山道の補修整備がされてました。
崩壊地からはこのルートで一番きつい階段の急登になるが、我慢で登れば室道平の東端につく。ここからは平坦な道を別山や室道平の紅葉を楽しみながら歩いているとあっという間に室道センター到着。
室道の前のベンチで一息入れて御前峰に向かう。以前来た時、室道までのピーカンが山頂でガスで真っ白だったけど、今回もまったく同じで室道から山頂に進むにつれガスが出てきた。
室道から御前峰までは石畳で登山道が整備されとても登りやすい。頂上を見ると余計疲れるので無心で登っていたらいつのまにやら頂上に到着しました。でもやはり山頂はガスガスで展望無しこれはまだ通わなければ展望は見せないということか？
わずかに見えた剣ヶ峰と紺屋ヶ池。次回は頂上周辺を散策したいな
展望無しなので写真撮ったらすぐ下山。室道から御前峰の斜面の紅葉は既に終わりを迎えていました。室道にもどり昼食を取ってのんびりしたあとぼちぼち行きますかと下山開始。室道平の紅葉は今が最盛期のようです。

ここから大倉山避難小屋までの下りは今日一番の紅葉撮影のスポットが目白押し！ここから先はコメント抜きで画像のみを載せます

どうですか？もうコメント要らない素晴らしい紅葉でした
紅葉に見とれながら歩いていたらあっという間にブナ林の中に。ここから登山口まで３ｋｍと標識が立ってましたが。本当に３ｋｍか？といいたいくらい長かった。
撮影に時間がかかって全員下山した時は予定より遅くなりましたが、怪我なく紅葉見物登山を楽しめて何よりでした。

それにしても平瀬道はいい登山道。夏の花の時期も良かったけど紅葉の時期も素晴らしいと再確認できました。