2008年05月21日
バックカントリー 乗鞍岳 2008年5月21日(水)

今シーズン初の岐阜県側からの乗鞍岳BC 今回は富士見、大黒のコル 富士見、麻利支天のコル 剣ヶ峰~蚕玉岳のコルからドロップイン
雪質はトップシーズンのゲレンデ以上かな
先週目の前にしながらバスが動かず無念のリタイヤしてしまった乗鞍
今回のメンバーはATのずっくさんとご友人でテレマーカーのかわさん
ずっくさんとは今シーズン3回目のセッションでスキー技術やその他
色々と信頼に足りる人だと十分理解していましたが、お二人とも乗鞍岳
は初めてだそうで、不肖ながら自分が案内役となりました。
ただかわさん、あとで凄い人だと知らされることになるとは(^^;
深夜仮眠をとりながらルート45を走り2時に朴の木に到着し速攻でシュラフに包まる。
5時に目が覚め外に出ると先週と同じく空は真っ青の快晴だ
顔を洗って湯を沸かしコーヒーとパンで朝食をとっているとずっくさんがのぞきに着たので挨拶。自分より年上だけど相変わらず笑顔がさわやかで若く見えるな~。ご友人のかわさんとも挨拶し支度&ストレッチをして6時55分の始発に乗り込んだ。
いや~先週はここでリタイアだったからバスに乗れただけでもなんだか嬉しいぞ 自分たち以外にはテレマーカー、ATスキーヤー、ボーダーが数人と以外にさびしい内容だがバスはどこでも座れるので善し善し。
バスも平湯峠を越えると白山から北アルプスの山々が青空の下くっきり見える。特に槍穂や笠は気合入れて見ろよといわんばかりの迫力だ。
今年こそは奥穂~西穂を歩きたいな。
1時間ほどで畳平に到着しザックに板をくっつけてまずは富士見岳~大黒岳のコルに向かう。この斜面は昨年チト爺さんに案内してもらって初めてBCの楽しさを教えてもらったところ。朴の木から入ったならまず最初にここは外せない。

畳平でパトの人から朝一で斜面が硬いから用心して滑ってくださいと言われたが、確かに雪は硬て~。ガードレール付近はカチカチなので話し合ってとにかく用心して滑ろうと3人とも恐る恐るドロップイン。
滑り始めると確かに硬いがエッジがかまない程ではなく、高度が下がるにつれて雪もいい感じに柔らかくなる。きもちよ~く滑ってたら下の樹林帯まで降りてしまったので板外してすぐに登り返す。


コルまで登って板を担ぎ除雪がまだ不完全な車道を歩き富士見岳と麻利支天のコルに到着。ここからは雪渓口めがけてトラバース気味にドロップイン。この斜面は結構緩んでいて気持ちよく落ちることが出来た。
今度はお二人の希望でもあり自分もお初だからと剣ヶ峰を目指す。
ここで位ヶ原から上がってくるテレマーカーたちと出会う。なにやらどこかで見た顔だな?友達ではないけど雑誌か動画で見たような?


今回は剣ヶ峰に向かうため肩の小屋には向かわず朝日岳目指してダイレクトに登る。ここで今回最大の失敗にぶち当たる。
今回おろしたての板ダーティーバード用にシールは買ってなかったので10THマウンテンの細いシールをまあいけるだろうと使用したのだが、稜線が近づくにつれ雪もカチカチになり始めたとき、細いシールでは斜登高が決まり難くなり、朝日岳~蚕玉岳のコル手前でエッジが滑って転倒、5mくらい落ちてしまった。このままではどうしようもないので用心して板をはずしキックステップで稜線まで這い上がった。
もちろんお二人は快適に登っていたので自分より先に稜線に上がって休憩していた(待たせてすみません)。


稜線はかなり雪が硬かったので自分は無理せずキックステップで用心しながら登りお二人に遅れて何とか剣ヶ峰頂上に到着した。

頂上は快晴真っ青の中の大展望で御岳、白山、北ア、八つ、南アとあきれるくらいの最高の景色だ

頂上で軽めのランチをした後はお待ちかねのダウンヒル。
剣ヶ峰から滑る手もあるけど途中に出ている岩岩が嫌な感じだったので、蚕玉岳とのコルまで行ってドロップイン。最初はデブリっぽい雪の塊が散在する急斜面に辟易してたけど、朝日岳直下になるにつれ雪質も極上ザラメに変わり弾けるようなターンを楽しめた
ずっくさんは相変わらずシャープな滑りだし、かわさんは派手さは無いながらも安定した滑りでにこやかに滑り降りる凄い人だ。


雪渓口まで降りちゃうと登り返しがきついのでトラバース気味に滑りながら富士見~麻利のコルに繋がる尾根を登り、なるべく雪のあるところを滑りながら、朝滑った富士見~大黒のコルに到着。



ここからバスの駐車場まではすぐだが、やはり3人とも考えることは同じで一本行きますか!と下めがけてラスト一本を観光客のおばちゃんたちの声援を背に受けながらドロップイン。だってこんなにいい斜面みたら疲れていようが落ちるに決まっているだろう

いや~このラスト一本は真剣に気持ちよかった このまま位ヶ原山荘まで行きたかったな~。 3人ともにやけた笑顔だ

もちろん最後の登り返しはきつかったが、フィナーレで雷鳥も迎えてくれて満足満足。このまま板履いて駐車場入り口まで滑って無事終了。
ノリクラはお初の二人もすっかりファンになったよう。
3時45分のバスで無事下界へと帰りました。
最後にかわさんにマイホームページを教えてもらい帰ってみたらビックリ 自分のつたないガイドに耳を傾けてくれたこの人は、山岳ガイドでした
立山駅の5分ぐらいのところにロッジわがやを営んでいて立山や全国の山岳ガイドと近辺の山岳救助の隊員とのこと。
http://wagaya.web.infoseek.co.jp/
かわさん こんな未熟者の話を聞いていただいてありがとうございました。ずっくさん次回立山ヨロシクです
最後におニューの板は最高でした
今回のメンバーはATのずっくさんとご友人でテレマーカーのかわさん
ずっくさんとは今シーズン3回目のセッションでスキー技術やその他
色々と信頼に足りる人だと十分理解していましたが、お二人とも乗鞍岳
は初めてだそうで、不肖ながら自分が案内役となりました。
ただかわさん、あとで凄い人だと知らされることになるとは(^^;
深夜仮眠をとりながらルート45を走り2時に朴の木に到着し速攻でシュラフに包まる。
5時に目が覚め外に出ると先週と同じく空は真っ青の快晴だ
顔を洗って湯を沸かしコーヒーとパンで朝食をとっているとずっくさんがのぞきに着たので挨拶。自分より年上だけど相変わらず笑顔がさわやかで若く見えるな~。ご友人のかわさんとも挨拶し支度&ストレッチをして6時55分の始発に乗り込んだ。
いや~先週はここでリタイアだったからバスに乗れただけでもなんだか嬉しいぞ 自分たち以外にはテレマーカー、ATスキーヤー、ボーダーが数人と以外にさびしい内容だがバスはどこでも座れるので善し善し。
バスも平湯峠を越えると白山から北アルプスの山々が青空の下くっきり見える。特に槍穂や笠は気合入れて見ろよといわんばかりの迫力だ。
今年こそは奥穂~西穂を歩きたいな。
1時間ほどで畳平に到着しザックに板をくっつけてまずは富士見岳~大黒岳のコルに向かう。この斜面は昨年チト爺さんに案内してもらって初めてBCの楽しさを教えてもらったところ。朴の木から入ったならまず最初にここは外せない。

畳平でパトの人から朝一で斜面が硬いから用心して滑ってくださいと言われたが、確かに雪は硬て~。ガードレール付近はカチカチなので話し合ってとにかく用心して滑ろうと3人とも恐る恐るドロップイン。
滑り始めると確かに硬いがエッジがかまない程ではなく、高度が下がるにつれて雪もいい感じに柔らかくなる。きもちよ~く滑ってたら下の樹林帯まで降りてしまったので板外してすぐに登り返す。


コルまで登って板を担ぎ除雪がまだ不完全な車道を歩き富士見岳と麻利支天のコルに到着。ここからは雪渓口めがけてトラバース気味にドロップイン。この斜面は結構緩んでいて気持ちよく落ちることが出来た。
今度はお二人の希望でもあり自分もお初だからと剣ヶ峰を目指す。
ここで位ヶ原から上がってくるテレマーカーたちと出会う。なにやらどこかで見た顔だな?友達ではないけど雑誌か動画で見たような?


今回は剣ヶ峰に向かうため肩の小屋には向かわず朝日岳目指してダイレクトに登る。ここで今回最大の失敗にぶち当たる。
今回おろしたての板ダーティーバード用にシールは買ってなかったので10THマウンテンの細いシールをまあいけるだろうと使用したのだが、稜線が近づくにつれ雪もカチカチになり始めたとき、細いシールでは斜登高が決まり難くなり、朝日岳~蚕玉岳のコル手前でエッジが滑って転倒、5mくらい落ちてしまった。このままではどうしようもないので用心して板をはずしキックステップで稜線まで這い上がった。
もちろんお二人は快適に登っていたので自分より先に稜線に上がって休憩していた(待たせてすみません)。


稜線はかなり雪が硬かったので自分は無理せずキックステップで用心しながら登りお二人に遅れて何とか剣ヶ峰頂上に到着した。

頂上は快晴真っ青の中の大展望で御岳、白山、北ア、八つ、南アとあきれるくらいの最高の景色だ

頂上で軽めのランチをした後はお待ちかねのダウンヒル。
剣ヶ峰から滑る手もあるけど途中に出ている岩岩が嫌な感じだったので、蚕玉岳とのコルまで行ってドロップイン。最初はデブリっぽい雪の塊が散在する急斜面に辟易してたけど、朝日岳直下になるにつれ雪質も極上ザラメに変わり弾けるようなターンを楽しめた
ずっくさんは相変わらずシャープな滑りだし、かわさんは派手さは無いながらも安定した滑りでにこやかに滑り降りる凄い人だ。


雪渓口まで降りちゃうと登り返しがきついのでトラバース気味に滑りながら富士見~麻利のコルに繋がる尾根を登り、なるべく雪のあるところを滑りながら、朝滑った富士見~大黒のコルに到着。



ここからバスの駐車場まではすぐだが、やはり3人とも考えることは同じで一本行きますか!と下めがけてラスト一本を観光客のおばちゃんたちの声援を背に受けながらドロップイン。だってこんなにいい斜面みたら疲れていようが落ちるに決まっているだろう

いや~このラスト一本は真剣に気持ちよかった このまま位ヶ原山荘まで行きたかったな~。 3人ともにやけた笑顔だ

もちろん最後の登り返しはきつかったが、フィナーレで雷鳥も迎えてくれて満足満足。このまま板履いて駐車場入り口まで滑って無事終了。
ノリクラはお初の二人もすっかりファンになったよう。
3時45分のバスで無事下界へと帰りました。
最後にかわさんにマイホームページを教えてもらい帰ってみたらビックリ 自分のつたないガイドに耳を傾けてくれたこの人は、山岳ガイドでした
立山駅の5分ぐらいのところにロッジわがやを営んでいて立山や全国の山岳ガイドと近辺の山岳救助の隊員とのこと。
http://wagaya.web.infoseek.co.jp/
かわさん こんな未熟者の話を聞いていただいてありがとうございました。ずっくさん次回立山ヨロシクです
最後におニューの板は最高でした
Posted by YT at 21:22│Comments(4)
│テレマークスキー(バックカントリー)
この記事へのコメント
今回で3回目ですが、お会いする度にスキーのレベルがUPしてますね!
最後の1本、吸い込まれるように滑って、下まで行きたい衝動を抑えるのに大変でした(笑
来年は下まで行っちゃいましょう~!
最後の1本、吸い込まれるように滑って、下まで行きたい衝動を抑えるのに大変でした(笑
来年は下まで行っちゃいましょう~!
Posted by ずっく at 2008年05月25日 10:56
ずっくさん ノリクラいいでしょう!
1日でこれだけ滑り倒せる山は他にないと思います。
スキーのレベルは元が低いから上手くなったようにみえるのでしょう(^^)
次回は立山で会いましょう(^^)>
1日でこれだけ滑り倒せる山は他にないと思います。
スキーのレベルは元が低いから上手くなったようにみえるのでしょう(^^)
次回は立山で会いましょう(^^)>
Posted by YT at 2008年05月25日 16:05
気持ちのいい山でした!案内ありがとう。おかげで安心して楽しめました。
また色々行きましょうね。」
また色々行きましょうね。」
Posted by わがや at 2008年05月26日 10:59
わがやさん こちらこそお世話になりました。
ノリクラは滑り手にとっては最高の山だと思います。またいきましょう。
次回は立山で!
ノリクラは滑り手にとっては最高の山だと思います。またいきましょう。
次回は立山で!
Posted by YT at 2008年05月26日 18:37
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